sixnine42’s blog

ひとりSNSとして日々呟く様になってきました

ザンキゼロ クリア記念 感想ネタバレあり

みんな年末とかになると、普段はTwitterばっかりでブログなんてやってませんよて感じなのに今年のマイGOTYみたいな読ませるブログをシレっと書くじゃないですか。あれズルいと思う。自分なんかその年にやったゲームとか、やってる時は面白い面白いでTwitterに書くけど時間空いたら何も思い出せないからね、それはそれでいいと思うけど、やっぱり勿体ないのでゲームをクリアした時に雑多な感想でも書いてみるかと思う。

つっても去年とか観た映画とか読んだ本とかタイトルだけでもメモる試みしてたけど、6月くらいにやらなくなってたから今回だけかもしれない。それでも別にいい。いや本当はプレイ途中の感想を書いてみよう、テレワークだし毎日PC触ってるから書くの容易でしょ、て思ってたけど、全然ダメだった。読ませる文章を書くつもりはないけど、そもそも文章が書けない。実際、書き始めたはいいけどまだ本題に入れないし、この時点ですでに腕が痛い。1週間ぶりにリングフィットをやったからかもしれないが、そもそもリングフィットをやって気持ちが上向いたから書き始められたので文句は言えない。ちなみにリングフィットは発売してすぐ買ったけどサボりすぎてまだアドベンチャークリアしていない。

まあいいや、ここから本題です。2021年最初にクリアしたのはザンキゼロです。プレイ自体は年末から。名前だけで全く情報を持っていなかったのだけど、セールで安かったので調べたら面白そうだったので買った。

この記事、自分メモなので説明は不要なんだけど、一応書くと、ジャンルはノンストップ残機サバイバルRPG。基本的に3DダンジョンRPGなんだけど、敵がリアルタイムで動く。といってもキングスフィールドみたいに自分も敵もぬるぬる動くのではなく、ベースは1マス単位。でもターン制ではなく、一定間隔で敵は動く。難易度にもよるけど、標準難易度だと1秒単位で動いてる感じ。動き方も、明後日の方向を向いてる敵がこっちに来るとしたら、こっち向く、一歩進む、また一歩進む、みたいな感じ。自分の攻撃も、一度やると次に攻撃可能になるまでリキャストタイムが必要。なので攻撃したら敵の攻撃範囲外に一度逃げて、また攻撃する、という感じ(実際は敵が寄ってくるのをタメ攻撃チャージするという戦法がメイン)。そういうわけでリアルタイムとはいえそんなにアクション的な腕は不要だけど慌てて操作ミスすると痛い目見るので、完全にのんびりできるかというとそうでもない。あと、スタミナと便意があって、これも時間経過で変動する。昔のゲームのダンジョンマスターに似てると思うのだけど、実はやった事ないので正確なところは分からない。SFC時代、ダンジョンマスターとドラッケンは面白そうだけどハードルが高くて手が出せない憧れのゲームだったなあ。

ここから、ようやく本題である感想。実は、UIがいまいちという点を除けばゲームプレイは楽しいけどストーリーはいまいちだな、というのが途中までの感想だった。全8章(ゲームではステージという表記)の5章クリアまでそう思っていた。設定とか謎とか気になる要素は多いのだけど、各章のメインは8人いるキャラクターの過去のトラウマ事件について悪趣味なテレビ形式で見せられるというもので、事件そのものは週刊誌的な下世話感が強い感じの話の好き嫌い分かれるタイプで、それは別にいいのだけど、問題はそれがゲームのダンジョン攻略のギミックと完全に独立していて、なるほど、て感じがない。ダンジョン自体は壁か床のスイッチで道を開くというのがメインなので、仕方ないのだろうけど。あと、7つの大罪になぞらえてるけどその見立ても上手くないな、という感じ。

ところが6章で一気に面白くなった。なぜ自分たちはここに連れてこられたか、なぜ子供のころの記憶がないのか、黒幕は自分たちの中にいるんじゃないか、ここまで張られてきた伏線(個々のトラウマ事件はこの伏線にも関与してないからやっぱアレなんだけど)の回収が始まってからがストーリーの本番。この頃にはダンジョン探索もあまり変わり映えしない感じで少し飽きてきてるのだけど、代わりに一気にストーリードリブンになる。上手くない見立ても、黒幕によるとミスリーディングのため無理やり見立てたということで、そりゃ上手くないわ、と納得。ズルくない?

あと、6章のトラウマは色欲に見立てられた芒野リンコの話なんだけど、実はリンコについて書きたくてこのブログを書いた。つまり本題はこれからなんだけど、とにかくリンコがエロイ。リンコ、中学でいじめられてて、「あの教師を誘惑して淫行教師に仕立て上げたら仲間にしてやるよ」て言われて、もう耐えられない!て教師に相談したら「わかった力になろう、自分たちが協力したらあの生徒たちが何を言おうがこっちのほうが強いし、安心しろ」とか言われて安心するんだけど、急に手を握られて「いや、嫌ならいいんだよ、それなら君が相談に来たことを俺は忘れるだけだから」とか脅迫されて「わたしを助けてくれる人なんかいないんだ……」て絶望するところで一旦ストーリーが区切られるんだけど、次のシーンが高校生のリンコで、彼氏に「お前中学のころ教師とデキてたんだってな」てホテルに入るところの写真を突き付けられて、否定できなくてフラれるんですよ。やってんじゃん!という衝撃ね。で、直後に別の真面目そうな男に告白されるんだけど、(この人、私の噂を知って近づいて来たのかしら……ううん、どっちでもいい、一緒にいる間は安心できるし、私の味方でいてくれるから……)て付き合って早々に戸惑う男とやっちゃう。

で、リンコのトラウマ事件についてはこれで終わり。え!これで?てなった。その後のリンコの「バカな女って笑っちゃいますよね……」みたいな出だしで始まる語りによると、高校を卒業してからはそういう他人に依存する振る舞いはやめたらしいのだけど、もうリンコのあらゆる言動がいわゆるああいう女のそれに見えちゃうのね。サブイベントの人間不信の話とか、仲間の女キャラに近づきすぎて胸が当たってる!て相手が慌てた時の「そんなつもりはないけど無意識に近づきすぎて男女問わず注意される」という話(これ絶対周りから「あいつ大人しいフリしてすぐ男に手を出すクソアマ」て思われてるでしょ)とか、仲間たちみんな同年齢だけどリンコだけ最後まで「ですます」口調を崩さないのとか、見た目は大人しい感じでおっぱいも全然なく、家業の花屋で働くという背景でまったくお色気キャラではないのだけど、いたでしょインターネットにこういう人、僕ら一発で好きになるよね、ていう。リンコ、前述の便意ゲージが溜まると「ちょっとお花摘みにいきたいです……」とかいうのだけど、もうそのまま漏らして恥ずかしがる姿を見たい、と思った、というか実践した。リンコ、黒幕のこじつけとは思えない色欲を象徴する魔性の女。

性的な匂わせでいうと、そういうものでは直接ないけどソイネシステムとか、最初のソイネ時のロストオーバージーンとか、仲間同士の友好度MAX時の事後っぽいスチルが仲間の幼年、青年、壮年、老年の状態に合わせて変わるので海外だと絶対アウトだとか色々あって、賢者モードだから別に触れないけど、こういう名称、システムがクセが強いせいか思った以上に売れてないみたいで続編の予定も無くなったらしいのだけど、ちまちま探索したい欲求を結構満たせたし、ストーリーもゲーム全般のエログロ傾向をぶち破る前向きになったキャラ達(各章でトラウマ克服する過程は無駄じゃなかった)、最後の生き残りとして仲間から家族になっていくラストなど、良いゲームだと思うんだよなー。やってない人向けに書いてないけど、もっとプレイされてもよいゲームだよなー。勿体ない。雰囲気的なところも含めてダンガンロンパ制作のチームって謳い文句だったのだけど、ダンロンにハマったライト層にはちょっとハードル高いシステムだし、シナリオとキャラデザは別の人だし、逆効果だったと思うんだよなー。キャラデザ、確かに最初はパンチが弱い気がしたもん。他社でいうとシュタゲの次にロボティクスノーツモデリングを見た時の気持ちと全く同じだった。でも最終的にはリンコが本当に良かった、それに尽きます。